腸脛靭帯炎について
腸脛靭帯 腸脛靭帯は、大腿筋膜張筋と大殿筋の付着部並びに腸骨稜を起始とし、脛骨外側にある ガーディ結節に付着する。 股関節内転や膝関節内旋を制限し、股関節や膝関節の安定機構として働くため、股関節と 膝関節の両方に関与する。 膝関節伸展位では大腿骨外側上顆の前方に位置している 腸脛靭帯炎とは? 膝関節外側の痛みを主な症状とするスポーツ障害である。 <特徴> ・膝関節屈伸時、膝関節外側に差すような痛みが生じる。 ・走り始めにはあまり痛みが現れないが、走行距離の増加と共に痛みが出現、増加する。 ・安静によって痛みは減少、もしくは治まるが、ランニング再開によって再発する可能性 が高いと言われている。 ・他の症状としては、膝関節外側(大腿骨外側上顆上)腸脛靭帯部分での圧痛、軽度の膨 張が挙げられる。