仙腸関節障害について
仙腸関節 仙腸関節は、骨盤の骨である仙骨と腸骨の間にある関節である。 周囲の靭帯により強固に連結されていて、仙腸関節は脊髄の根元に位置する。 日常生活の動きに対応できるよう、ビルの免震構造のように根元からバランスをとっていると考えられている。 仙腸関節障害 中腰での作業や不用意な動作、繰り返しの負荷で関節に微小な不適合が生じ、痛みが発生する。 出産後の腰痛に仙腸関節障害が多いとも言われている。 老若男女を問わず腰痛の原因となる。 <症状> ・片側の腰臀部痛・下肢痛が多い ・仙腸関節を中心とした痛みが一般的だが、臀部、鼠経部、下肢などにも痛みを生じる ことがある ・長い時間椅子に座れない ・仰向けに寝られない ・痛い方を下にして寝られない ・歩行開始時に痛みがあるが徐々に楽になる ・正座は大丈夫という人もいる ぎっくり腰のような急性腰痛の一部は、仙腸関節の捻挫が原因と考えられていて、仙腸 関節の捻じれが解除されないまま続くと慢性腰痛の原因にもなる。